・この記事は丁寧なリサーチと筆者の体験・経験に基づき執筆しています。 ・記事の一部にプロモーションを含みます。
みなさんこんにちは!
スピーカーは音楽の魂をうつす鏡だと思っているsugi-sugu(すぎすぐ)です。
音楽を聴くための箱『スピーカー』
音の出口として今も世界中の人に愛用されていますが、その誕生は古く19世紀後半から150年以上も私たちに音楽を奏で続けてくれています。(オーディの歴史を紹介した記事はコチラ)
そんなスピーカーは、自分に合ったものを選択しメンテナンスすれば数十年は愛用できるコスパの良い家電製品ですが、適当に選んでしまうとすぐに飽きてしまい、「スマホのスピーカーでもよくない?」なんてことにもなります。
この記事ではスピーカーが奏でる音楽を楽しむための次のことをチェックすることができます。
“スピーカーを購入しようか迷っている”・“どんなスピーカーを選べばいいのか分からない”・“おすすめスピーカーの特徴を知りたい”そんな方の情報収集に役立つ記事です。
自宅でいい音を楽しむきっかけにどうぞ!
目次
スピーカーのよいところ
スピーカーで音楽再生するメリットは大きく2つあります。
・迫力
・疑似ステージの展開
この2つはリアルな再生につながるキーポイントです。
迫力は音圧やスピード感によります。
また、疑似ステージの展開はステレオ2chの得意分野。
例えば2chのピュアオーディオでは目の前に疑似ステージをつくりだしコンサートを再現することができます。
スピーカーそれぞれの性能差はあるにしても、そもそも2chオーディオの原理が自体が目の前にステージをつくりだしてくれます。
加えて音像定位や空間表現はスピーカーの性能だけでなく、設置環境やその後のカスタマイズにより自分の好みを色濃くすることも可能です。
さらに5.1chや7.1chなど、用途によって適切なスピーカーを配置することで“今その場にいる”という疑似体験ができるのも部屋を使ったスピーカーならではの特徴です。
※ちなみに私はヘッドホンやイヤホンも好きです。用途や状況によって使い分けています。
ヘッドホン・イヤホンとの違い
ヘッドホン・イヤホンとスピーカーでは大きく違う点があります。
どちらが良いというわけではなく『違い』の話です。
・音場の作られ方が違う(定位感)
スピーカーは目の前にステージが展開する感じ。ヘッドホン・イヤホンは頭上にステージが展開するイメージです。
・耳に届く音が違う(空間表現)
スピーカーは部屋の空気を伝搬して耳に届きます。部屋という空間を含めて再生に活用すれば広がる音場は広大になることがあります。
一方、ヘッドホン・イヤホンはほぼ直接音楽が鼓膜に到達します。再生される音がそのまま情報として脳に刻まれるので性能の格差はより出やすくなるでしょう。
・カスタマイズ性が違う
スピーカーは部屋という空間も活用するので、部屋の調音などにも敏感に反応します。また、スピーカー自身へのインシュレーターの設置やケーブル交換などカスタマイズ性が高いのはスピーカーの特徴です。
ヘッドホン・イヤホンは直接耳に届くのでカスタマイズの必要性が少なく、リケーブルが可能なのものでも大きな変化は見込むものではありません。
コストとクオリティの狭間を探し出す選び方
コストパフォーマンスのよいスピーカーを選びたい!
だけど、コスト面を重視すればクオリティがおろそかになり、クオリティ重視ならコストが高くなる一方です。
つまり、コストとクオリティの狭間にある丁度いいスピーカーを見つける必要がありますね。
ポイントとしては次の3つのうち、何を重視したいのか?
・とにかく手軽がいい!
・コスパが最重要!
・できるだけクオリティに振りたい!
まずは重視したいのもイメージすると自分が選ぶべきスピーカーにたどり着きます。
「帰ってすぐにBluetoothにつなげたい方」や「レコードに針を落としてじっくりと鑑賞したい方」などスピーカーを使ってやりたいことは人によって様々です。
次に重視したいこと、つまりはやりたいことにどのくらいのコストを掛けるのかを考えていくとコストとクオリティの狭間で楽しいスピーカー選びができますよ!
3つのスピーカータイプ&おすすめスピーカー7選
ここからは3つのスピーカータイプとそれぞれのタイプのおすすめスピーカー(筆者がショップなどで音を聴いたことがあるもの)をご紹介します。
あなたにとって必要な音や性能のイメージづくりにお役立てください。
Bluetoothスピーカー「手軽さ重視」
Bluetoothスピーカーなら手元のスマホや音楽プレーヤー、PCやTVなどと連動して音楽を再生することができます。
また、最近のBluetoothスピーカーはデザイン性にも優れ、クリアな音質や力強い重低音サウンドを実現するものもあります。
単品のスピーカーに比べると音質に余裕がなくなることは否めませんが、「手軽さ重視」でワンランク上の音質を手に入れたい人におすすめです。
SONY LSPX-S3
ソニーから発売されるランプ型のスピーカーです。
ほのかな灯りがお部屋の雰囲気を優しく包み込んでくれるインテリアランプのスピーカー。
しかし、この手のスピーカーは“バルミューダ”や“ダルトン”など色んなメーカーから販売されています。
そんな中ソニーのLSPX-S3をご紹介するのは「音質」のよさです。
バランスの取れた音質は低音・中温・高音を一つのスピーカー内でそれぞれの部位に分担させることでクリアな音質を実現しています。
個人的な感想になりますがバルミューダの“The Speaker”はデザインが真空管のようで大好きなのですが、「音のクセがすごい!」好き嫌いが分かれる音です。
また、ダルトンのLEDランタンスピーカーはコスパが高い点が高評価ですが、音質的にはSONY LSPX-S3のクリアサウンドに軍配です。
Marshall ACTONⅡ
マーシャルからはギターアンプ型のBluetoothスピーカーを紹介します。
ギターやベースをやってる方にはお馴染みのマーシャルですが、一般向けの高音質Bluetoothスピーカーとして人気です。
ステレオ再生なので音源の良さを余すことなく再生してくれるほか、メリハリのある中高音やクリアな低音が楽しめるスピーカーです。
マーシャル好きにはたまらないスピーカーですね。
アクティブスピーカー「コスパ重視」
アクティブスピーカーはアンプがいらない本格派のスピーカーです。
アンプがすでに内蔵されていて、別で機材をそろえる必要もありません。
音源はPCからスマホ、CDと何でもOKですが、再生する音源によって機材が必要となる場合もあります。
DTMなどにも活用される汎用性の高さや別途アンプが不要な点では「コスパの高い」スピーカーの筆頭と言えるでしょう。
YAMAHA HS8I
言わずと知れた日本が誇る音響(バイク)メーカーのYAMAHAから「精確性」を追求したスタジオモニターの紹介です。
HS8Iの精確な音づくりは素材から。
各部品や精巧なつくりは、まさにありのままの精確な音を放出するために厳選され、定位や分解能などモニタースピーカーに必要な性能をが絶妙なフラットバランスで確保されます。
さらに、適正にチューニングされた高性能アンプは奏でる音をどこまでもフラットに増幅しリスナーに届けてくれます。
FOSTEX PM0.4c
プロ・アマ問わず高性能モニタースピーカーが幅広い支持を集めるフォステクスからオールマイティーなアクティブスピーカーのご紹介です。
音質はフラットで色付けの少ないモニタースピーカー。スピード感も強くメリハリのきいたサウンドイメージです。
高性能デジタルアンプで30W+30Wの余裕のある再生音はアクティブスピーカーの良さを最大限に引き出してくれます。
一定時間電源が入りっぱなしでも自動スタンバイモードに切り替わるので、忘れっぽい私には嬉しい省エネ設計ですね…。
パッシブスピーカー「クオリティ重視」
とにかく音のクオリティを高めていきたい方や自分の好みの音で音楽を楽しみたい方パッシブスピーカーがおすすめです。
スピーカーの音質や特徴に全振りした設計なので各社とも音へのこだわりは並々ならぬものがあります。
高額になればなるほどクオリティは高くなりますが、際限なくお金を使える方も少ないはずです。
ここではメーカーの特徴が現れつつもコスパが良く人気の高いスピーカーを紹介しています。
ちなみに、私の家ではこの記事で紹介しているブランド「B&W」「JBL」「Sonus Faber」の生産終了スピーカーを現役で使用しています。それぞれのメーカーの音はとてもお気に入りです。
●B&W 685 発売2007年
オールマイティーのフラットないい音 “サブシステム”
●JBL S310CH 発売2000年
豊潤な低音域とアタック “映画鑑賞やリビングオーディオ用”
●Sonus Faber Venere 2.5 発売2013年
美しい響きが空間を彩る “メインシステム ピュアオーディオ用”
上記は全て生産終了ですが、オークションサイトなどで出品されることがあります。
以下は現行品です。
Bowers & Wilkins(B&W) 607 S2 Anniversary Edition
世界のスピーカーブランドとして名を馳せるBowers & Wilkins(B&W)からはコンパクトで高性能なパッシブスピーカーのご紹介。
607 S2 Anniversary Editionは本格オーディオの扉を開くような優秀でバランスの取れた再生センスは、原音を大切にすることはもちろん、けっして無機質にならず音楽の持つエネルギーまでも的確にとらえます。
100年近い歴史を持つステレオ再生が、いまだに音楽の立体的な表現をけん引するスタンダードな音響技法であることをこのスピーカーは教えてくれるでしょう。
苦手な音楽?そんなものはありません。
末永く好きな音でメロディーを奏で続けたいという方にはおすすめのスピーカーです。
JBL L52 Classic
遠い国、アメリカで1946年に産声を上げたJBLは、今やスピーカーに携わる多くの人たちにとってなくてはならない存在です。
L52 Classicはシリーズでは最もコンパクトなサイズですが、音の広がりや中・低域の量感、鋭い高音が他のブランドにはない独自のクオリティの高い音質で音楽を再生してくれます。
明るくて暖かい音が空間に広がり、目の前のステージではミュージシャンの魂を込めた演奏が繰り広げられることでしょう。
世界を魅了するJBLの音を体験するにはもってこいのスピーカーです。
Sonus Faber LUMINAⅠ
北イタリアのヴィチェンツァに創業されたスピーカーブランドSonus Faber。名前の由来はラテン語で「音の工房」です。
数千万円の超ハイエンドスピーカーから、10万円前後で購入できるスピーカーまでそれぞれのニーズに合ったスピーカーという工芸品を職人が大切に仕上げているブランドです。
LUMINAⅠは「光」を意味するラテン語から名づけられました。
同社の中でも最もお求めやすい価格設定でありながら、Sonus Faberの華やかで雄大な空間、弦や管の巧みな音色を継承し、目の前に光さすステージを再現してくれます。
この時勢においてmade in italyを貫く姿勢もこのブランドならでは。
スピーカー選びを失敗しないためのワンポイント
失敗しないスピーカー選びのために大切なことは“目的をはっきりさせること”です。
「とにかく気軽に音楽を聴きたい」
「コスパよく音楽を聴きたい」
「クオリティの高い音質で音楽を聴きたい」
他にも、スピーカーを購入したいと思う理由は人によって様々です。
あなたが求めるものをハッキリイメージすることで、購入すべきスピーカーが見えてきます。
もちろん、家の中に置くものだから好きなデザインのスピーカーを選ぶことも忘れずに!
\スピーカーの選び方を詳しく解説した記事はコチラ/
まとめ
この記事では次のポイントをチェックしてきました。
● スピーカーのよいところ
● ヘッドホン・イヤホンとの違い
● コスパとクオリティを両立させる選び方
● 3つのスピーカータイプ
● おすすめのスピーカー7選
●失敗しないスピーカー選びワンポイント
今回はスピーカーのタイプと自分のニーズを照らし合わせて選ぶことに着目した記事です。
その他にも様々なスピーカーの選び方がありますが、私がオーディオ機器を選び方で重要だと思っていることは
“好き”を集めること
音が好き、デザインが好き、ブランドが好き…色んな好きがあります。
あなたのニーズに色んな好きをはめ込んでいけば、長く使えるスピーカーを選ぶことができるし、末永く愛用できることほどコスパのよいことはありませんね!