・この記事は丁寧なリサーチと筆者の体験・経験に基づき執筆しています。 ・記事の一部にプロモーションを含みます。
家庭用のプリンターとしてはインクジェット式の複合機が人気です。
年賀状や写真印刷、ちょっとした文書や資料などは、なるべくキレイに仕上がるとうれしい!
スキャン機能やレーベル印刷、スマホとの連携、タッチパネルの簡単操作など機能や性能面でも便利さや使いやすさが求められるし、コストパフォーマンスの高さはとっても重要です。
この記事では、私の実体験をベースに、型落ちでお得に購入したCanon PIXUS TS8730の詳しいレビューや、他の競合プリンターとの比較、失敗しない選び方などを徹底解説していきます!
2万円台から3万円台で家庭用プリンターの購入を考えている人、Canon PIXUS TS8730のことを詳しく知りたい人、プリンター選びのコツをチェックしたい人におすすめの内容です。
画質や機能も充実していて、コストもなるべく下げたい!という、主婦のささやかな願いをかなえてくれたCanon PIXUS TS8730の知りたいポイントを、いろんな角度から解説していきます。
\家庭向け家電を詳しく紹介:主婦レビューあり/
\オーディオを中心にレビュー記事多数/
目次
私がPIXUS TS8730を購入するまでの経緯
多くの場合、プリンターを買い替える理由は「壊れたから」ではないでしょうか?
わが家もプリンターの故障により印刷ができなくなったので、新しいプリンターを購入することにしました。
プリンターが壊れたので買い替え…。年賀状に間に合わない!
わが家のプリンターは年賀状や写真の印刷がメインで、たまに文章印刷にも使用しています。
長年使っていたCanonのMG6230というプリンターが2023年に壊れてしまいました。
10年以上もよくがんばってくれたよ!
2024年(辰年)の年賀状は諸事情により送付を見送っていました。
「次の年賀状までには買い替えようね。まだまだ時間あるしゆっくり選べばいいや。」と話していたら…。
ナント!2024年も12月に突入し“年賀状間に合うのか問題”が発生。
取り急ぎプリンターを購入するべく、慌てて最近のプリンター事情を調査することにしました。(夫が…)
家電は何年も使うものだから、使用目的を基に「とにかくサーチ!」が、わが家の基本。
おかげでコスパや満足度での失敗はあまりありません。
なかでも“型落ちモデル”はコスパ的に大好きな選択肢です。
「TS8730」への買い替えを決断した理由
最新モデルも含めた比較検討の結果、「TS8730」に買い替えを決めた大きな理由は以下の3つです。
- 価格と性能:約26,000円、年賀状や写真がとてもキレイ!レーベル印刷など欲しい機能も充実。
- 操作性:スマホ連携や画面操作も使いやすい。同じCanonからの買い替えなので使い慣れている。
- 型落ちが安い:最新モデルとほぼ同じ機能や性能。なのに最新モデルより8,000円も安くてコスパ◎。
PIXUS TS8730は、わが家の使用目的に対して、とてもコストパフォーマンスが良いプリンターなのです。
TS8730はこんなプリンター|高性能・美しい・ハイコスパで家庭向き
ここからは、私が選んだPIXUS TS8730の基本スペックや製品の主な特徴を詳しく解説していきます。
TS8730の基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
カラー | ブラック/ホワイト/レッド |
印刷タイプ | インクジェット式 |
インクタイプ | 6色インク(染料インク5色+顔料インク1色) |
収納枚数 | A4:カセット100枚+後部トレイ100枚 計200枚 郵便はがき:40枚 |
印刷コスト | A4:約12.7円 L判:約22.9円 |
印刷スピード | A4カラー:1分で10枚/モノクロ:1分で15枚 L枚:1枚10秒 |
稼働音 | 約44.5db |
寸法 | 幅:37.2㎝✕奥行:34.5㎝✕高さ:14.2㎝ |
重量 | 約6.6㎏ |
その他の機能 | スキャナー:〇 アプリ:〇 SDカード:〇 レーベル印刷:〇 スマートスピーカー:〇 |
写真や年賀状がきれい
わが家では長年Canonのプリンターを使用していますが、写真やイラストがとてもきれい!
特にTS8730は6色インクを採用した家庭用プリンターで、画質の良さに定評があります。
写真用紙を使ったL判や2L判の印刷はもちろん、A4サイズに拡大してもきれいに印刷できるので、写真を日常的にプリントしたい、特別な一枚を残したい、そんな思い出の記録を手助けしてくれるプリンターです。
また、年賀状は相手に送るものなので、できるだけ美しく仕上げたいところですが、写真の発色、文字やイラストの細かいところまで鮮明に印刷できるので申し分ありません。
今年は新しいプリンターで年賀状を作成しましたが、10年間の家庭用プリンターの進化を感じました!
家庭用としてうれしい機能が充実
Wi-Fi接続、QR接続、スマホアプリはもちろん、コンパクト性や高速プリントやレーベル印刷などなど家庭向けの機能や性能が充実しています。
主な機能を一覧にまとめてみました。
- けっこうコンパクト
幅:37.2㎝✕奥行:34.5㎝✕高さ:14.2㎝ - 高速プリント
L判(写真)→約10秒/A4(モノクロ)→約4秒 - タッチパネルをカスタマイズ
シーンに合わせてボタンをカスタマイズ - おうちでスマホアプリ
無料アプリでカンタン操作 - Wi-Fi機能
- スマートスピーカー Alexa対応
- DVDやCDなどのレーベル印刷
- SDカードでダイレクト印刷
本体価格とランニングコスト
ここからは、長年使うであろうTS8730の本体価格やランニングコストについて解説していきます。
本体価格
現在(2025.1月中旬)の販売価格は最新モデルのTS8830が約34,000円なのに対して、型落ちのTS8730は約26,000円前後まで下がっているのでとってもお得です。
印刷コスト
公式によれば1枚あたりの印刷コストは、L判:約22.9円、A4カラー:12.7円です。
競合となるEPSONやbrotherと比較すると中間となっており、最新モデルのTS8830も印刷コストは同様です。
TS8730は型落ちだけど最新モデルと大差なしだからハイコスパ!
家電製品の型落ちは、最新モデルと大きな機能差がない!価格も安い!場合が多いのでとってもお得。
TS8730も多分にもれず最新モデルTS8830と機能はほとんど変わらないのに約8,000円も安いんです!
画質や印刷コスト、スピードなどの基本スペックやスマホ操作、Wi-Fi機能、レーベル印刷などの便利機能も変わりません。
コストパフォーマンスの高さが大きな魅力です。
型落ちはレビューや口コミが出そろっているのも大きなメリットなんですよね!
TS8730を使ってみた!体感してわかるポイント
家庭用プリンターには「使いやすさ」「美しさ」「便利さ」が求められます。
TS8730について実際に使ってみたから分かる「使いやすさ」「美しさ」「便利さ」を詳しく解説していきます。
残念に感じた部分もまとめています。
使いやすさ
使いやすさはストレスなく使用するのにとても重要なポイント。
置き場所に困らない?操作のしやすさは?インク交換は簡単?などなど長く使うためには、とにかく“使いやすい”方がイイに決まってます。
TS8730の使いやすさをまとめてみました。
コンパクトボディで置き場所を選ばない
TS8730の大きさは「幅:37.2㎝✕奥行:34.5㎝✕高さ:14.2㎝」と高性能プリンターとしては比較的コンパクト。
故障してしまったプリンターCanon MG6230を置いていた場所に、今回購入したTS8730を設置してみましたが、小さいので隙間ができ本や書類が置けるようになりました。
小さくなったらこれまで収納できなかった場所に収納できたりするので便利です。
以前と比較してコンパクトなら、部屋のスペースもちょっとだけ使い勝手が良くなりました。
●左:MG6230/右:TS8730
●重ねてみるとコーヒーカップ一つぶん小さい
プリンターを買い替える度にコンパクトになっているのはスゴイですよね。
タッチパネルが見やすい・カンタン操作・カスタマイズできる
タッチパネルは4.3インチでトランプ位のサイズ。パネル内の操作が直感的で簡単です。
さらにシーンに合わせてタッチボタンのカスタマイズができるので、より自分にピッタリなプリンターとして活躍してくれています。
取説見なくても基本操作がサクサクできたのが本当にうれしかった!
私の場合、機械との格闘には相当なパワーを使っちゃうので…。
インク交換もカンタン
TS8730のインク交換は、①上部のフタ(スキャナー部分)を持ち上げる。→②ホルダーのカートリッジを交換する。の2手順です。
①も②も力は必要ないので大きなストレスはありません。
インクを交換した後から印刷ができるようになるまでの準備時間も、以前使用していたプリンターに比べるとかなり早くなった印象です。
brotherのDCP-J928Nは前面からサクッとインク交換できるのでカンタンそうで魅力的でした。
今回は他の要素も含めてCanonのTS8730を選びましたが、インク交換のしやすさも注目したいポイントです。
美しさ
プリンターにとって印刷の美しさは最重要な要素といっても過言ではありません。
実際に印刷してみた写真、年賀状、書類の仕上がりについて解説していきます。
年賀状印刷をやってみた感想
わが家の今回のプリンター買い替えは年賀状のため!です。
写真とイラストを掲載しましたが、新しいプリンターTS8730の発色がとてもキレイで、以前使っていた10年前のモデルと比べても鮮やかです。コントラストもよりハッキリした印象です。
文字部分もきれいに印刷してくれたので、年の初めのご挨拶として十分な仕上がりになりました。
年賀状が好きな私としては、プリンターの不調でクオリティが下がってしまうのはとっても残念…。今年はバッチリでした。
写真印刷はかなりいい感じ
年賀状がキレイなので写真も当然!解像度が高くて鮮明な画質、自然な色がとてもきれいです。
コントラストもはっきりしていて、いい塩梅の明暗で美しく印刷してくれるし、多少大きいサイズに引き伸ばしても美しく仕上がるので安心して思い出を印刷できます。
写真館で撮ってもらった子供たちの写真データから印刷してみました。
表情や背景が自然な感じで印刷できてとっても満足!思い出のページが増えました。
文字印刷、ビジネス書類でも問題なし
文字印刷やビジネス書類の印刷でも大活躍のTS8730。
文字や表のにじみやかすれが少なく、提案書や資料を清潔感あるクオリティで仕上げられます。
家庭向き・ビジネス向きどちらの用途でも印刷に不満がありません。
私はPTAのお仕事、夫はビジネス資料印刷に使うので、文字印刷のキレイさもけっこう大事!
以前のプリンターはわずかな滲みが気になったりもしてましたが、TS8730はほとんど気になりません。
便利さ
家庭用なので便利に使えるのはうれしいポイントです。
より簡単に、よりスムーズに、より楽しく使える便利な機能のご紹介です。
Wi-Fi接続・ダイレクト印刷・スマホ連携
最近では当たり前ですが、Wi-Fiで印刷できるのはすごく便利です。
セットアップもWi-Fiを検索してパスワードを入力するだけの簡単設定。
さらに、Wi-Fiがなくてもスマホからダイレクトで送信できたり、SDカードから直接印刷できたりと、家庭内での印刷シーンにしっかり対応しているのがとっても便利!
Canonの「Canon PRINT」アプリを利用すれば、スマホの写真を直接プリントしたり、クラウド上のファイルを印刷したりもできるのでこちらも便利です。
わざわざパソコンを立ち上げるのが面倒な時にサクッと印刷できたらすごく便利です。
レーベル印刷もOK
わが家ではBlu-ray、DVD、CDが現役で稼働しているので、けっこう重要なレーベル印刷。
レーベル印刷の機能が付いているのプリンターは限られるのでこの機能があるのは重宝します。
Canonから無料でカンタンな印刷アプリが出ているので使ってみてください。
夫はCDのアルバムづくりが好きみたい。
今回のプリンター選びでもレーベル印刷を強く推していました。
最大200枚の印刷トレイ
カセットトレイと後部トレイ合わせて最大A4の普通紙で200枚まで格納できるので家庭用としては十分な容量です。
私の場合PTAの書類を印刷したり、子供用の問題集を印刷したりと、大量に印刷することは少ないから、カセットトレイの100枚だけでもしょっちゅう補充しなくてよい丁度いい収納枚数となっています。
細かい補充は紙にしてもインクにしてもなるべく少ない方が良いですよね。
私はめんどくさがり屋なので、本当に大事なポイントなんです。
ちょっと残念なポイントはこれ
特に大きな不満はありませんが、強いて言うならとか他と比べるとという目線で、主観的に感じる残念なポイントをご紹介します。
- カラーバリエーションは多くて良い
EPSONのEP-887などはいい感じのグリーンもありかわいい。 - インク交換をもっと簡素化したい
Brotherの一部のモデルはプリンターの前面から交換できるのでさらに簡単そう。 - 純正インクが高い
Canonの純正インクは他メーカーよりも高くなっています。インク代は年末の家計を地味に圧迫します。 - スキャンして印刷は色褪せあり
どのプリンターでも共通ですが、スキャンした場合は少し色が褪せたような印象です。
【比較】最新・型落ちモデル/上位・下位モデル/他社の競合モデル
ここからは、プリンター選びでTS8730の比較対象になるモデルとのちがいを解説していきます。
TS8730の比較対象としては次の6機種となっています。
- Canon/年式違い
TS8830(最新2024年)・TS8630(型落2022年) - Canon/クラス違い
KX130(上位モデル)・TS7530(下位モデル) - 他メーカー/同クラス
EPSON EP-887A・Brother DCP-J928N
プリンター選びの参考にご活用ください。
TS8830(最新2024年)・TS8630(型落2022年)との比較
今回の主役であるTS8730が最新モデルTS8830の型落ちとなりますが、さらに型落ちとなるTS8630もネットや量販店ではふつうに見かけます。
それぞれの違いは次の通りです。
最新・型落モデルとTS8730の機能・価格のちがい
- TS8830のコピー機能にカラー消去機能が加わった。
- TS8830の用紙サイズにレターサイズが加わった。
- 消費電力はTS8730が1W少ない。
- カラーバリエーションはTS8730が1色(レッド)多い。
- 解像度、印刷の速度やコスト、交換用インクなどはほぼ変更ナシ。
- 価格 2025.1月中旬 現在
・TS8830→34,000円前後
・TS8730→26,000円前後
- TS8730はタッチパネルを便利にカスタマイズできる。
「Switch UI」機能 - その他の機能はほぼ変更ナシ。
- 価格 2025.1月中旬 現在
・TS8630→25,500円前後
・TS8730→26,000円前後
TS8830・TS8730・TS8630はそれぞれこんな人におすすめ
同じCanonのTS8000シリーズで年式が異なる3つのモデルに大きな差はありませんが、最新モデルと旧モデルでは価格がけっこう異なります。
それぞれのモデルの「おすすめの人」は次の通りです。
- TS8830:カラーを白黒変換、レターサイズ印刷が追加。「最新機種が欲しい人」
- TS8730:機能が最新モデルとほとんど同じで価格は8,000円ほど安いので「コスパ重視な人」
- TS8630:タッチパネルのカスタマイズ機能なしで500円ほど安い。「とにかく安さ重視な人」
Canonの他モデルプリンターとの比較
その他のCanonプリンターとの比較です。
ここでは上位モデルと下位モデルの比較としてXK130とTS7530を紹介します。
Canon PIXUS XK130(上位モデル)との比較
XK130は単に上位モデルというわけではなく、印刷コストと質や機能のバランスをギリギリのラインで調整したモデルという印象です。
大量に印刷する方にはXK130がおすすめ。
印刷コストの比較 | TS8830/TS8730 | XK130 |
---|---|---|
A4カラー | 約12.7円 | 約4.1円 |
A4モノクロ | 約4.5円 | 約1.6円 |
L判光沢写真 | 約22.9円 | 約10.0円 |
- TS8830 → 約10秒
- XK130 → 約16秒
- TS8830 → 6色
- XK130 → 5色
- XK130:約38,000円
- TS8830:約34,000円
- TS8730:約26,000円
Cannon PIXUS TS7530(下位モデル)との比較
TS7530は上位モデルのTS8730(TS8830)の画質や機能面をわずかに制限しつつ、本体価格をしっかり抑えたモデルとなっています。
印刷コストの比較 | TS8830/TS8730 | TS7530 |
---|---|---|
A4カラー | 約12.7円 | 約18.8円 |
L判光沢写真 | 約22.9円 | 約31.8円 |
- TS8830/TS8730→4.3インチ
- TS7530→1.44インチ
- 幅:37.2㎝✕奥行:34.5㎝✕高さ:14.2㎝
- 幅:37.6㎝✕奥行:35.0㎝✕高さ:14.2㎝
機能面ではTS7530は家庭用として便利に使える最低限の機能をしっかり備えていますが、TS8830やTS8730は自動両面印刷やレーベル印刷などより便利になっています。
- TS7530:約18,000円
- TS8830:約34,000円
- TS8730:約26,000円
他メーカーの競合プリンターとの比較
他メーカーの同クラスプリンターとの比較をご紹介します。
EPSON EP-887A & Brother DCP-J928Nとの性能・価格比較
Canon TS8870(TS8730)と競合モデルであるEPSON EP-887AとBrother DCP-J928Nとの比較をしていきます。
- EPSON EP-887Aの特徴
Canonと同様に写真印刷での色再現性や発色のよさが強み。6色インクで本格的な写真印刷を求める人向け。
染料インクのみで写真等に強い。 - Brother DCP-J928Nの特徴
ビジネス文書印刷に定評があり、文字の美しさや耐久性が強み。ADF機能や大量印刷などにおすすめ。
顔料インク両用で文字のにじみや水濡れにも強い。 - 印刷コスト
安い[Brother DCP-J928N < Cannon TS8830 < EPSON EP-887A]高い - 印刷速度
早い[Cannon TS8830 < EPSON EP-887A < Brother DCP-J928N]遅い - 本体価格(2025.1月現在)
Canon TS8830:約34,000円
Canon TS8730:約26,000円
EPSON EP-887A:約30,000円
Brother DCP-J928N:約18,000円 - 交換用インク
Canon TS8830/TS8730:約7,000円
EPSON EP-887A:約4,000円
Brother DCP-J928N:約3,500円
写真印刷ならEPSON、Canonを好みで選んで、ビジネスや大量印刷ならコスト面からBrother、総合的なバランスはCanonといったところです。
いずれのメーカーやモデルにも得意分野が異なるため、使用頻度や目的を考慮して比較検討しましょう。
自分に合ったプリンターは?失敗しないプリンターの選び方 4つのコツ
何を購入するにも後悔しないように、買ってよかったと思える選択をしたいものです。
プリンターを失敗しないように選ぶために次の手順で選ぶことをおすすめします。
- メインで印刷するもの、購入の目的をハッキリさせる
- プリンターの使用頻度とランニングコストをチェック
- 最新モデルと型落ちの価格と機能を比較する
- どこで購入するかは価格やサービスで決める
それぞれのポイントやコツを詳しくチェックしていきましょう。
①【最重要】何をメインに印刷するか?購入の目的をハッキリさせる!
プリンター選びで最も大事なのは、主に何を印刷するのか?目的は何かを明確にすること。
「年賀状や写真印刷などに時々使うので画質優先」、「文書やイラストなど仕事にも使うので印刷速度・コスト優先」等々、印刷するものや目的をしっかりイメージしましょう。
目的を達成できなければ、後の不満につながることもあるので、とても重要なポイントです。
② 使用頻度や印刷コストも考慮する
使用頻度が高いほど、インクなどのランニングコストは高くなります。
つまり、ランニングコストが安ければ、長期的に使用するほどコストパフォーマンスが向上することにもなります。
失敗しないポイントは、コストだけに着目せずに、購入する目的とのバランスを考慮すること。
③ 型落ちも要チェック!価格と機能を比較してみる
ひとつ前の型落ちと最新モデルなら、機能や性能に大した差がないこともけっこうあります。
型落ちモデルで十分というケースも多いので、念のため型落ちモデルの価格と機能をチェックしてみてください。
型落ちモデルが使用目的に対して必要な機能や性能を満たしているのかをチェックするのがコツです。
④ どこで購入するかは価格やサービスで決めればOK!
同じ型番のプリンターなら、どこで購入しても機能や性能は変わりません。なので、多くの場合ネットショップか家電量販店が有力な候補となります。
ネットショップや家電量販店のセールやクーポン、ポイント還元、必要な保証などを考慮してお得にゲットしましょう。
ちなみに、プリンターは工事が不要な家電なので、ネットショップでも安心して購入できます。
【参考】わが家ではこう選んだ!
プリンターは、使用者それぞれの事情や目的に基づいて選んでいくことがとても重要です。
わが家では次のような選び方をしているのでプリンター選びの参考としてお役立てください。
① 目的は年賀状印刷、写真印刷も多い
そもそも、年賀状印刷に間に合わせるためにこのタイミングで購入することにしたので、キレイに印刷できることを重視しました。
年賀状や写真の印刷が多いのでの、5色又は6色インクのモデルが候補になりました。
また、これまでCanonのプリンターを使用して満足していた安心感や機能としてレーベル印刷もほしかったことから、Canonの最新モデルPIXUS TS8830を最有力候補としました。
② コストパフォーマンスを考えた
使用頻度はそこまで多くないけど、印刷コストはできるだけ下げたいところです。
そこで、印刷コストの安いモデルをチェックしたところCanon XK130とBrother DCP-J928Nが浮上。
印刷コストの比較 | Canon TS8830 | Canon XK130 | Brother DCP-J928N |
---|---|---|---|
A4カラー | 約12.7円 | 約4.1円 | 約9.9円 |
L判光沢写真 | 約22.9円 | 約10.0円 | 約23.1円 |
本体価格 | 約34,000円 | 約38,000円 | 約18,000円 |
ランニングコストが一番安いのはXK130、わが家の使用頻度ならXK130とTS8830の本体価格差を3年くらいで埋められそうだけど、5色インクなのは少しマイナスポイント。
次にランニングコストが安いのはDCP-J928N、本体価格が圧倒的に安いからかなり魅力的だけど、4色インクなのでわが家の使用目的には合わない。
③ わが家では型落モデルのチェックは定番
年賀状や写真印刷の画質で期待できそうなのはCanon TS8830だけど、コスト面では同じCanonのXK130やBrotherのDCP-J928Nがかなり魅力的。
そこでわが家では定番の型落チェックをしたところ、Canon TS8830の型落モデルTS8730の価格が約8,000円も安い!
XK130でも本体価格差を埋めるのに10年以上かかりそうだし、DCP-J928NのA4カラーは安いけど、A4印刷の使用頻度が少ないのと、4色インクが気になることは変わりません。
ということで、性能面でわが家に最適なTS8830とほとんど機能・性能が変わらない型落モデルTS8730が、本体価格+ランニングコストの問題を大きく改善してくれました。
わが家の新しいプリンターは「Canon PIXUS TS8730」に決定!
④ 今回は家電量販店で購入
急いで年賀状の作成にとりかからなくてはいけない事情があったので、とりあえず家電量販店に行ってみたところ、TS8730が、在庫限りの29,300円で販売されていました。
クーポン+ちょっとだけ値引きのお願いをしたところ税込26,800円となり、価格.comの最安値との差が900円程度だったのでそのまま家電量販店で購入。
その日から年賀状の作成ができたので、目的も価格の面でも大満足の買い物ができました!
Canon TS8730はこんな人におすすめ|買うときの注意点
私が購入した「Canon PIXUS TS8730」をぜひおすすめしたい人、実際の購入する場合のもう一度チェックしてほしい注意点をご紹介します。
TS8730をおすすめしたいユーザー
- 写真などをきれいに残したい
- 写真も文章も印刷する
- 高性能な家庭用プリンターがほしい
- 2万円台のプリンターを探している
- 最新モデルTS8830がほしいけど予算オーバー
購入時にもう一度確認したい注意点
- そのプリンターでやりたいことはできそう?
使用目的によって適切なプリンターは変わります。
TS8730は万能タイプですが、用途を明確にしたうえで最終チェックすると失敗が少ないです。
例えば、ビジネス用途や文章印刷、印刷の枚数によってはCanonのXK130やbrotherのDCP-J928Nがおすすめ。 - 保証とサポート体制もチェック
メーカーの基本保証期間は1年間ですが、メーカーや販売店などで延長保証に加入できる場合があります。
最大で5年間が多いようですが、壊れるかどうかは何とも言えない期間なので十分に検討ください。
なお、プリンターの場合、保証期間後に故障したら修理よりも買い替えの方がお得な場合が多いようです。 - インクの価格は再チェック
TS8730のインクは高めです。
印刷数が多いほど、長く使うほど、インクコストが安い方が経済的です。
もう一度、候補になっているプリンターのインクコストをチェックしておきましょう。
欲しいプリンターのインクが予算オーバーなら、互換インクを検討してみるのも一つの方法です。
インクは純正品・互換品のどっちが良い?コスパをふまえて切り替えるポイントを紹介
プリンターのインクにはプリンターと同じメーカーが製造している純正品と、その他のメーカーが製造している互換品があります。
互換インクは、プリンターを長期間使っていくうえでコストパフォーマンスを考える大きなポイントですが、インクも安ければよいというものでもありません。
純正品と互換品のメリット・デメリット
次の表は、純正インクと互換インクのメリット・デメリットをまとめたものです。
純正or互換 メリ・デメ | 純正インク | 互換インク |
---|---|---|
メリット | ・プリンターとの相性が最適 ・印刷物が長持ち ・メーカー保証の対象内 | ・とにかく価格が安い |
デメリット | ・とにかく価格が高い | ・純正品より品質が劣るもの多い ・保証が受けられない場合が多い |
このように、純正インクはメリットが多くデメリットといえば価格が高い点なので、注目すべきポイントは「価格差」となります。
基本は純正インクを推奨。問題は価格
純正インクは品質に優れ、プリンターとの相性もよく、メーカーのサポートを受けやすい傾向にあります。
また、メーカー基準で最適化されているため、安心感が高いのも純正のメリットなので純正インクの使用が推奨されます。
しかし、問題はインクの価格です。
例えばCanon TS8730のインクは純正品が約7,000円、評判の良い互換インクが約5,500円、格安の互換インクが約2,000円と大きな開きがあります。
この辺りをどのように解決していくのかがポイントです。
とにかくランニングコストを抑えたいなら互換インク
近年は互換インクも大きく改良され、画質や保存期間、不具合の頻度など純正インクに迫る良質な製品が発売されています。
しかし、それでも純正インクの保存期間やプリンターとの相性には及ばず、加えていまだに粗悪品が発売されていることにも注意が必要です。
そして何より、互換インクに切り替えると、多くの場合「メーカー保証が受けられない」という点にも留意する必要があります。
互換インク切替の判断ポイントは保証期間にあり
では、互換インクはダメなのか?というとそういうわけではありません。
純正インクから互換インクに切り替えるおすすめのタイミングは、「メーカー保証及び延長保証期間が終了してから」です。
互換インクの大きなデメリットのひとつに、保証を受けられなくなることがあります。
それなら、メーカー保証や延長保証が効いている間は純正インクを使用し、保証期間が終了した時点で互換インクに切り替えることで保証期間に関するデメリットを解消できます。
いずれにしても、推奨はメーカの純正インクで、コストを下げたいなら評価が良い適正価格の互換インクもありかもしれません。
以下の表はCanon TS8730のインクを例に価格・品質・保証の概要をまとめた表です。
【BCI-331+330 6色セット】 | 価格 | 品質 | 保証 |
---|---|---|---|
Canon 純正インク | 約7,000円~ | ||
インク革命 互換インク | 5,470円~ | ||
ノーブランド 互換インク | 約1,700円~ |
このように、インクを安さだけで選ぶのは推奨できません!
15年くらい前に使用していたプリンターは、安~い互換インクに変更した途端インク詰まりを発症するようになり、そのまま使用不可になりました。
その後に買い替えたCanon MG6230のインクは、値段はそこそこ評価の高い互換インクに切り替え、良好に使用できていたのですが、もっとコストを下げようと、またも安~い互換インクに変更してみることに…。すると摩訶不思議、今回もインク系のトラブルを発症し故障してしまったのです。
断定はできませんがインクが影響していた可能性は十分に考えられます。(歴史に学ぶことの大切さを知りました…)
なので、皆さんもインク選びには十分ご注意ください。
Canon PIXUS TS8730レビュー まとめ
Canon PIXUS TS8730のレビューと実際の使用感、他のプリンターとの比較、プリンターの選び方などを実体験に基づきご紹介してきました。
TS8730は家庭向きプリンターとして、高画質、高性能、画面も大きくて使いやすプリンターです。
ランニングコストはそこそこですが、本体価格は型落ちのTS8730なら、とってもお得に購入できるコストパフォーマンスの高さもバッチリなモデルとなっています。
例えば、使用頻度はそんなに多くないけど、年賀状や写真をきれいに印刷したい場合などには要チェックです。
誰かに想いを届けたいとき、文書や資料で伝えなくてはいけないとき、自分や家族の想い出を残しておきたいとき…etc。
Canon PIXUS TS8730は大切な場面で頼りになるプリンターですね!
\家庭向け家電を詳しく紹介:主婦レビューあり/
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