・この記事は丁寧なリサーチと筆者の体験・経験に基づき執筆しています。 ・記事の一部にプロモーションを含みます。
音楽をより楽しむためには、適切なオーディオ機器を選ぶことが大切です。
ついひと昔前まで、よい音を鳴らすとされるオーディオ機器は100万円をこえる高額なものばかりでした。
しかし現在では、進化がとまらないデジタル技術と100年を超えるオーディオの歴史が高いレベルで融合し、「手ごろで良い音を鳴らすオーディオ機器」が当たり前になっています。
では、現代のオーディオ機器を選ぶ際に、どんな点に注目すればよいのでしょうか?
この記事では初心者にもわかりやすい、失敗しないオーディオ機器の選び方とおすすめのオーディオ機器を解説します。
今よりもっといい音で音楽を楽しみたい人、オーディオ選びの参考にしたい人向けの内容となっています。
\よくわからない言葉をチェック/
目次
オーディオ選びの5つのポイント
オーディオの趣味の世界では、様々な情報が飛び交っています。
中には「それって本当?」と言いたくなることを、ものすごく論理的に解説されていたりもします。
これは、オーディオが目に見える事実を追うのではなく、耳に聴こえる感覚を求めるものだからといえます。
ということなら、オーディオは難しいことを考えずに、 “良いと思う”ものを感覚で選ぶことが重要です。
近くにショップがあれば試聴することもできますが、なかなか簡単にはいきません。
そこでネット情報を活用して自分にピッタリなアイテムをゲットすることが考えられますが、やみくもに“注文”をタップしていては「こんなはずじゃなかったのに…」となってしまいそうですね。
そんな失敗をしないためのネットを活用した、オーディオ選びのポイントは次の通りです。
- 好みの音色をレビューなどでチェック
→暖色、音像、繊細、迫力などの表現でピンとくるもの - デザインやサイズ感を画像でチェック
→画像やスペックで好きなもの - 音質の情報をデータなどでチェック
→解像度やコーデックなどの仕様 - 必要な機能があるのかをチェック
→接続端子やDAC内蔵アンプなど必要な機能 - 予算と照合して妥協点を見つける
→完璧を求めるより “なんとなく丁度いい”がポイント
この記事では、上記の①~④までのポイントを「スピーカー」「ヘッドホン」「アンプ」「DAC」「プレーヤー」の主要アイテムごとにチェックすることができます。
また、アイテム別の“選び方のポイント”に加えて“おすすめの機器”をなるべく感覚的な表現とスペックデータで解説しています。
\自宅でいい音を奏でるコツはこちら/
最初にそろえるべきオーディオ機器
次に、より良い音でオーディオを楽しむためにそろえておきたい次の4つの機器ご紹介します。
- スピーカー、ヘッドホン、イヤホン
- アンプ
- DAC
- プレーヤーなど
この中で、何もない状態から揃える場合の優先順位は、「プレーヤー→スピーカーorヘッドホン→アンプ→DAC」です。
それぞれのオーディオ機器の揃える優先順位、役割を一覧でご確認ください。
優先順位 | オーディオ機器 | 役割 |
---|---|---|
1 | プレーヤー | 音楽の情報を発信する機器。これがないとオーディオを楽しめません。 (スマホ/PC/CD・レコードプレーヤー/ウォークマンなど) |
2 | スピーカーorヘッドホン(イヤホン) | 音楽情報を耳に伝えるための機器。 こちらもないとオーディオを聴けませんが、スマホやPCなどは内蔵のスピーカーでとりあえず音楽は聴けるので優先順位を2番としました。 |
3 | アンプ | プレーヤーからの情報をスピーカーやヘッドホンで再生できるレベルまで増幅し、音量の調整などを行う機器。アンプ内蔵のスピーカーも多いので優先順位を3番としました。 (プリメイン/真空管/ヘッドホンアンプなど) |
4 | DAC | デジタル音源をスピーカーやヘッドホンで再生できるようアナログ情報に変換する機器。 デジタル音源と共に進化し、デジタルが当たり前の近年では音質に大きな影響を与える重要な機器となっています。 |
ちなみに既に機器は揃っていて音の違いを楽しみたい場合の効果の大きさは「スピーカーorヘッドホン>アンプ>DAC>プレーヤー」となるでしょう。
※音の変化は環境や相性、製品によって異なるため不等号は目安です。
スピーカーの選び方
スピーカーは、音楽を再生するために欠かせないオーディオの最重要機器のひとつです。
スピーカーが音質に与える影響もオーディオ機器の中ではトップクラス。
より良い音を楽しみたい場合は次のポイントを押さえて、スピーカーから見直していくことをおすすめします。
選ぶポイントは音質・音色、デザイン、アンプ内蔵かどうかです。
とにかく好きな音、好きなデザインを重視して選ぶこのがおすすめです!
音質/音色で選ぶ
音楽を奏でるスピーカーの音質や音色は重要です。
ヘッドホンに比べると部屋をフィールドとした音場づくりや空間表現に長け、体で音楽を感じられる特徴があります。
スピーカーの音質は、スピーカー自体の音、音色傾向やポテンシャルに加えて、聴く人の好みやジャンルによって求められるものが異なります。
スピーカーの音質を知るために、昔はオーディオショップや家電量販店に行って、実機を聴くしか音の特徴を知るすべはありませんでしたが、最近はレビューサイトや口コミなどの情報量が充実しているので、音質や音色など音の特徴を簡単につかめる良い時代になりました。
近くにオーディオショップや大型量販店がある場合はスピーカーの音を聴き比べるとおもしろいですよ!
デザイン/サイズを選ぶ
スピーカーは設置すると部屋の中でも大きな存在感を放ちます。
よい音で聴きたいのが目的ですが、デザインにも着目することで、音楽を聴く空間自体を楽しめたりもします。
また、スピーカーのサイズも手のひらに乗るような小さなものから、ソファーよりも大きいものまで様々です。
設置する場所とスピーカーの大きさは購入前に必ずチェックしておきましょう。
アクティブorパッシブを選択する
スピーカーにはアクティブスピーカーとパッシブスピーカーがあります。
アクティブスピーカーは音の増幅や調整を担うアンプが内蔵されたスピーカーで、アンプを購入する必要がありません。
パッシブスピーカーはアンプ内蔵ではないので、純粋に再生能力のみを有し、別途アンプとの組み合わせで好みの音をつくっていく楽しみもあります。
コスパと利便性ではアクティブ、音質とカスタマイズ性ではパッシブと覚えておくとよいでしょう。
ここでの選択が次のアンプの選び方を左右してきます。
おすすめのスピーカー4選
JBL/L52 Classic
L52 Classicは、1970年代のJBLが誇る名機「L100 Century」の復刻版として、人気の高い「Classic」の最もコンパクトなモデルです。
すがすがしい高音と、よく歌う中音はジャズのグルーヴを表現するのにぴったり。サイズを超えた低音が下支えする復刻版の名に恥じない良質な音質。
そして、クラシカルJBLデザインに新しい風が吹いたような外観には、アイコニックなサランネットがよく似合います。
ライブ感や場の雰囲気はJBLのスピーカーで楽しみましょう。
オーディオマニアというよりは、すべての音楽ファンに一度は聴いてみてほしいスピーカーです。
JBLのサランネットの着脱も音の変化が楽しい
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | JBL |
スピーカー種別 | パッシブスピーカー |
周波数帯域 | 47Hz~24000Hz |
サイズ | 幅:197 × 高さ:331 × 奥行:216 mm |
インピーダンス | 4Ω |
ユニット | 2 WAY |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 暖色系/音像型/パッション |
おすすめジャンル | ジャズ/ポップス/ロック |
KEF/Q350
Q350は英国の良心にで出会えるスピーカーです。
KEFの独自ユニットである「Uni-Qドライバー」が上質な中音を基軸とする音の全体像を作り上げます。
解像度がもてはやされる現在のオーディオに「自然体」という楽しさを投じてくれる音楽表現です。
5万円から10万円のスピーカーでは最高のコストパフォーマンスと評されることもあるQ350は、落ち着きのある音質、音色、デザインで多くのオーディオファンを魅了しています。
初心者の最初のスピーカーとしても自信をもっておすすめできるスピーカーです。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | KEF |
スピーカー種別 | パッシブスピーカー |
周波数帯域 | 63Hz~28000Hz |
サイズ | 幅:210 × 高さ:362 × 奥行:306 mm |
インピーダンス | 8Ω |
ユニット | 2 WAY |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 暖色系/音場型/落ち着き感 |
おすすめジャンル | ジャズ/クラシック |
ELAC/BS 312
BS 312は発売から10年をむかえる圧倒的にクリアなサウンドが魅力のハイクオリティスピーカーです。
1926年創設の名門ELACといえば、スピード感のあるクリアな音質が多くのオーディオファン、音楽ファンの支持をあつめてきました。
BS 312はその代表格ともいえるスピーカーで、「JET Vトゥータ-」がクリアで透きとおる高音を見事に表現し、コンパクトなサイズから想像できない迫力の低音は、クリスタルラインとも呼ばれる独自のウーファーが担います。
すべての帯域で無色透明のクリアサウンドを聴かせてくれますが、このスピーカーの真にすごいところは“いつもナチュラル”であること。
BS 312なら、解像度を追求するあまり失いがちな本来の有機的エネルギーまでも正確に表現してくれます。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | ELAC |
スピーカー種別 | パッシブスピーカー |
周波数帯域 | 42Hz~50000Hz |
サイズ | 幅:123× 高さ:208 × 奥行:282 mm |
インピーダンス | 4Ω |
ユニット | 2 WAY |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 寒色系/音場・音像型/スピード感 |
おすすめジャンル | クラシック/EDM/ポップス |
2013年に出会ってから、オーディオショーやショップで聴くたびに欲しくなるスピーカーです。
ハイスピード系のアンプとの相性は抜群。
これまで相性がいいと感じたアンプメーカーは、Primare/SOULNOTE/ESOTERIC/Marantzなど
FOSTEX/PM0.4c
PM0.4cはプロのスタジオなどでも活躍する音響メーカーFOSTEXのアクティブスピーカーです。
重厚な低音が基軸となる音質ですが、スタジオモニター手掛けるFOSTEXの音づくりは秀逸。
一般的に重低音を実現することで全体の中域が不自然になったり高域がぼやけたりしがちですが、PM0.4cはすべての音域においてクリアで解像度の高い音質を実現しています。
コンパクトなサイズなのでデスクトップなどの限られたスペースでもPM0.4cの能力を遺憾なく発揮してくれるでしょう。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | FOSTEX |
スピーカー種別 | アクティブスピーカー |
周波数帯域 | 60Hz~20000Hz |
サイズ | 幅:130× 高さ:220 × 奥行:169 mm |
定格出力 | 30W+30W(計60W) |
ユニット | 2 WAY |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 寒色系/音像型/フラット |
おすすめジャンル | J-POP/ロック/EDM/アニソン/ボカロ |
ヘッドホン(イヤホン)の選び方
スピーカーと同じく、ヘッドホン(イヤホン)も音を再生する要となり、メインで使用する機器がスピーカー派かヘッドホン派で分けられることもあります。
スピーカーとの大きな違いは屋内外でも気軽に楽しめること。
ヘッドホンやイヤホンは、音だけでなく、用途や着け心地にも注目したいところです。
選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。
スピーカーとヘッドホンそれぞれの特徴を解説した記事はこちら。
音質/音色で選ぶ
スピーカーと同じくヘッドホン(イヤホン)も音質や音色に着目しましょう。
スピーカーとは違った音響を楽しめるヘッドホンは、頭上の音像定位に長けたものが多く、耳に直接届くクリアで迫力のある響きが魅力です。
ヘッドホン(イヤホン)の音質や音色を判断するにはスピーカーと同じく、レビューや口コミが参考になります。
解像度の高さや鋭い音、柔らかい音など、直接耳に音が伝わるので違いが分かりやすかったりもします。
スピーカーに比べると視聴できるところも多いので、近くに量販店がある場合は立ち寄って聴き比べてみてください。
用途を考える
ヘッドホン(イヤホン)の最大の特徴はコンパクトな大きさ。片手で簡単に持ち運びができて、自宅の中でも通勤、通学中でも場所を選びません。
用途として、外出先でも頻繁に使用するならBluetooth対応のワイヤレスが便利です。また、密閉型なら周囲へ音漏れも少なく周囲の負担も軽減できます。
自宅での使用がメインなら、より高音質といわれる有線接続で至高の音響に浸りましょう。
用途に応じて選択することで、より良い選択に繋がります。
着け心地は大事
ヘッドホンの着け心地は意外に大事です。
ヘッドホンは頭を挟み耳に直接あてるので、長時間使用していると疲れたり、痛くなることがあります。
装着感やイヤーパッドの硬さなどはレビューや口コミで把握することができるので要チェックです。
個人的にはベロア製のイヤーパッドが装着感もよく肌触りにも好感が持てます。
PUレザー製は経年劣化でボロボロになってしまうのでおすすめしません。(イヤーパッドの交換もできるものが多いです。)
おすすめのヘッドホン・イヤホン3選
beyerdynamic/DT 990 PRO
DT 990 PROは迫力と臨場感で魅せるヘッドホンです。
単純に迫力と臨場感を押し出すだけでは、バランスや品格を失いを高い持ち味の解像度もにごっていしまいます。
DT 990 PROは高い解像度、分解能がハイレベルな設計により構築され、ぶれないエネルギーの開放により、あたかもその場にいるような迫力や臨場感を生み出すヘッドホンです。
リズム系のアタック感や、ミュージシャンの息づかいを感じる音像定位が、リスナーを原音を超えた領域にいざなってくれるでしょう。
ベロア製のイヤーパッドは心地よく、長時間の使用でも問題なく使用することができますよ。
\詳しいレビューはこちら/
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | beyerdynamic |
種別 | 開放型ヘッドホン |
ノイズキャンセリング | - |
ハイレゾ対応 | 〇 |
Bluetooth規格 | - |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 暖色系/音像型/ドンシャリ/迫力 |
おすすめジャンル | J-POP/ロック/EDM/アニソン/ボカロ |
SONY/WH-1000XM4
WH-1000XM4は日本のオーディオ業界に輝くSONYのハイレゾ対応ヘッドホンです。
バランスのとれた高解像度で、きわめてクリアな音質で音楽を聴くことができます。
仮想ハイレゾ「DSEE Extrime」ではYouTubeなどの音源やその他圧縮音源もハイレゾのように高音質で楽しめるSONYの技術力には驚きです。
技術力といえば、ノイズキャンセリングの効果も非常に高く、外出時でも音楽に没入することができる素晴らしい性能を有しています。
もちろん着け心地も最高。ソフトで疲れを感じさせません。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | SONY |
種別 | 密閉型ヘッドホン |
ノイズキャンセリング | 〇 |
ハイレゾ対応 | 〇 |
Bluetooth規格 | SBC/AAC/LDAC |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 寒色系/音像型/フラット |
おすすめジャンル | J-POP/EDM/アニソン/ボカロ |
個人的の感想として…。
音質の高さは「さすがSONY」、音色はドストライクとはいきませんでしたが、とにかくノイキャンが素晴らしいのと、着け心地の良さがハンパないです。
ワイヤレスを検討中なので、候補に躍り出てきた感じです。
final/E3000
E3000はコスパ最強!音楽的表現に優れたイヤホンです。
高解像度の追及に走らず、音楽の感情表現を重視したナチュラルサウンドが魅力の音質です。
音色は暖色系で、音楽の持つ感情や雰囲気を上手く表現する再生能力があり、飽きのこない音楽を奏でてくれます。
この音楽表現ができるイヤホンが4,000円から5,000円台で販売されているのはうれしい一方で驚くべきことです。
イヤホンで自然な表現、温もり、雰囲気までも感じたい方におすすめの逸品です。
音量小さめ、配線が細いなどのメリット・デメリットを含めた実使用の詳しいレビューはこちらをご覧ください。
\メリット・デメリット詳しいレビュー/
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | final |
種別 | カナル型イヤホン |
ノイズキャンセリング | - |
ハイレゾ対応 | 〇 |
Bluetooth規格 | - |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 暖色系/音場型/フラット |
おすすめジャンル | クラシック/EDM/ジャズ/アニソン |
finalの公式サイトで会員登録すると「購入金額の10%還元」「お誕生日10%OFFクーポン」「レビュー投稿で500PTプレゼント」「30日の返金保証」など特典が満載です。
ただし、公式サイトの販売価格はAmazonや楽天などの最安値よりも少し高めですが、“ポイント還元率の高さ”・“クーポン利用”などでかなりお得になりそうです。レビューも書いたらさらにお得なのでお試しください。
final 公式サイト※私も登録していますが、finalの直営店でも使える会員証が発行されます。登録は指名、メアド、パスワードの入力でOK。
アンプの選び方
アンプという言葉はよく耳にしますが実際にどんな役割を担ってくれているのでしょうか?
オーディオでよく使われるプリメインアンプの主な役割は次の2点です。
- プレーヤーからの音楽信号を増幅する
- スピーカーに伝える音楽信号を調整する
アンプは電子部品の塊であるがゆえに音に与える影響が比較的大きな機器のひとつです。
また、プレーヤーとスピーカーを繋ぐ機器となるので適合や接続できる端子は要チェックとなります。
なお、アクティブスピーカーを使用する場合、アンプは不要です。
\スマホやPCとアンプをBluetooth接続する方法/
音質/音色で選ぶ
スピーカーと同じくアンプの音質も音色傾向やポテンシャルに加えて、聴く人の好みやジャンルなどによって音質の良しあしが決まるので一概に評価をすることはできません。
アンプも、レビュー記事や口コミなどから、音の特徴を把握するとよいでしょう。
ただし、スピーカーに比べて音の変化は少ないので、音質向上のための機器入れ替えならスピーカーの次点ととらえてください。
出力 (W)/インピーダンス(Ω)を確認する
出力とは、アンプの出力パワーを数値化したもので「W」で表記されます。
そして、アンプの出力は「大は小を兼ねる(場合がある)」と考えてよいでしょう。
出力の高いアンプであれば余裕をもってスピーカーのポテンシャルを引き出せる可能性があります。
とはいえ一般的な住戸では、アンプの合計出力が20Wもあれば十分な音量を確保することができるので過剰な出力を求める必要はありません。大きい数値は「余裕ができる」「汎用性が高い」ということです。
また、オーディオではインピーダンスという言葉が出てきますが、これは電気抵抗を表す言葉で「Ω」で表記されます。抵抗値が低いスピーカーに大出力の電気を流してしまうと故障の原因になります。
アンプとスピーカーのインピーダンスの値は適合しているものがほとんどですが、アンプとスピーカーに表記されるインピーダンス表記が適合しているか念のためチェックしておきましょう。
チェックのコツは次の通り。
- スピーカーのΩよりもアンプのΩが低ければ問題なし
- スピーカーのΩよりもアンプのΩが高ければ問題あり
インプット/アウトプットを確認する
音源にはアナログとデジタルの2種類があり、配線の形状も異なることから、プレーヤーからの信号をアンプ側で受けるためのインプット(入力)の差込口もアナログとデジタル、各種形状に対応している必要があります。
また、アウトプット(出力)はアンプからスピーカーやヘッドホン(イヤホン)に信号を送るための差込口で、スピーカーケーブルやヘッドホンジャックの形状に適合している必要があります。
アンプが接続の中心となることが多いので、プレーヤーやスピーカー/ヘッドホン(イヤホン)など接続する機器のインプット/アウトプットに対応したアンプを選ぶことが大切です。
なお、プレーヤー、アンプ、スピーカー/ヘッドホンはBluetooth接続が可能な機器も多いので、ワイヤレス接続で楽しみたい方は各機器のワイヤレスの条件もチェックしておきましょう。
おすすめのアンプ3選
Marantz/PM6007
PM6007は国内老舗ブランドMarantzの高機能プリメインアンプです。
国内ブランドらしく、高品位パーツと緻密な設計によって高い解像度、豊かな音場や音色を形成し、気品のある音質を表現してくれます。
入力はデジタルからフォノ(レコード)までをカバーしており、スピーカー出力は2系統のバイワイヤリング対応でオーディオのカスタマイズ性にも適応する接続形式です。
さらに、Bluetoothにも対応しており、aptX HDなどの高音質コーデックをサポート。スマートフォンやタブレットからでも簡単に音楽を再生することができます。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | Marantz |
最大出力 | 45W + 45W (8Ω)/60W + 60W (4Ω) |
適合インピーダンス | 4Ω~16Ω |
DAC性能 | 192kHz/24bit |
Bluetooth規格 | aptX HD/apt X/AAC/SBC |
インプット(入力端子) | RCA×4/PHONO×1/同軸デジタル×1/光デジタル × 2、 |
アウトプット(出力端子) | スピーカー端子×2系統/サブウーハー×1/ヘッドホン×1 |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 寒色系/音場型/フラット |
おすすめジャンル | クラシック/EDM/ジャズ/ボカロ |
Cambridge Audio/CXA61
英国のCambridge Audioからも時代にマッチする高機能プリメインアンプCXA61をご紹介します。
Marantz同様、高品質なパーツで固められたCXA61は、中低域の迫力に定評があり、定位や解像度を保ちつつパワフルで元気なサウンドが魅力です。
DAC、Bluetoothも搭載し、今どきの機能がしっかりと搭載されたプリメインアンプとなっています。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | Cambridge Audio |
最大出力 | 60W + 60W(8Ω)、120W + 120W(4Ω) |
適合インピーダンス | 4Ω~8Ω |
DAC性能 | 192kHz/24bit |
Bluetooth規格 | aptX HD/AAC/SBC |
インプット(入力端子) | RCA×4/3.5mm MP3入力×1(フロントパネル) 同軸デジタル×1/光デジタル×2/USBオーディオ×1 |
アウトプット(出力端子) | スピーカー×2系統/サブウーハー×1/プリアンプ×1/ヘッドホン×1 |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 暖色系/音像型/パワフル |
おすすめジャンル | ジャズ/ロック/ポップス/アニソン |
Primare/I15 PRISMA MK2
北欧スウェーデンのオーディオブランドであるPrimareから、I15 PRISMA MK2をご紹介します。
まず特筆すべきクリアで解像度の高い音質はどこまでも澄んだ空気を思い起こさせ、不要なものを映しません。
そのうえで、巨大な出力性能に裏打ちされるパワフルなサウンドが、大地に響く交響曲も、魂がほとばしるジャズのアドリブも、空間を支配するElectronic Dance MusicもI15 PRISMA MK2がありのままを描き出してくれるでしょう。
ひとつ注目しておきたいのは、DAC性能の高さ。
ESS社最高水準オーディオDAC「ES9028Q2M」の搭載、独自開発「HyperstreamⅡ」テクノロジーにより、高いハイレゾ再生能力を擁し、384kHz/32bit、DSD 11.2MHzの音質を楽しむことができます。
専用アプリでストリーミング再生ができるのもうれしい!
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | Primare |
最大出力 | 60W + 60W(8Ω)、100W + 100W(4Ω) |
適合インピーダンス | 2Ω~8Ω |
DAC性能 | 384kHz/32bit |
Bluetooth規格 | - |
インプット(入力端子) | RCA×1/3.5mm ステレオ×1/ TOS-LINK × 3/COAX × 1/USB Type-A × 1/USB Type-B × 1 |
アウトプット(出力端子) | スピーカー端子×1系統/RCA×1/COAX × 1 |
高音 | |
中音 | |
低音 | |
解像度 | |
音色 | 寒色系/音場・音像型/フラット |
おすすめジャンル | クラシック/EDM/ジャズ/アコースティック |
筆者はPrimare I22のユーザーです。
澱みのなく解像度の高い透きとおる音の粒子が、弦楽器の倍音までも綺麗に描き切り、瞬発的なアタック音はエネルギーそのままに最速で空間をかけぬけます。
広い音場と音像定位がこんなにも両立する稀有なアンプです。
そんなPrimareの音が大好きです。そして余計なモノを加えない洗練されたシンプルなデザインも大好きです。
I15 PRISMA MK2は何度か聴きましたが、同じみのPrimareサウンドに加えて、高性能DACの搭載やストリーミング再生をカバーするなど、I22ユーザーとしては「いいなぁ…」という感じです。
DACの選び方
DACはDigital-Analog Converterの略称で、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのオーディオ機器です。
アンプに内蔵されていたり、プレーヤー内蔵されていたりと単体で購入する必要性は他の機器に比べると少ないといえます。
ただし、アンプやプレーヤーに内蔵されていないものもありますし、内臓のDACからグレードアップしてより高音質なオーディオで音楽を聴きたい場合には大きな効果が期待できるアイテムです。
DACの選び方には、以下のポイントがあげられます。
音質/解像度で選ぶ
DACの音質や解像度は、変換されるアナログ信号の精度に影響します。より高音質で細かな音のニュアンスを聴きたい場合には、精度の高いDACを選ぶことが望ましいでしょう。
解像度を表す数値として次の数値があります。
- サンプリング周波数「kHz」 → 1秒間に信号変換を行う回数の数値
- ビットレート「bit」 → 1秒間にやり取りできるデータ量の数値
これらは、ともに数値が高いほど高解像度となります。
オーディオで長らく基準となってきた解像度の値はCDの数値である「44.1kHz/16bit」でしたが、近年ではハイレゾの基準として「96kHz/24bit」以上が主流です。
デジタル音源の高音質再生を目指す場合は「24bit/192kHz」以上のDACをおすすめします。
インプット/アウトプットを確認する
DACには「USB」「同軸ケーブル」「LANケーブル」「HDMIケーブル」など複数のデジタル音源をインプット(入力)する端子があります。
そして、スピーカーやヘッドホン(イヤホン)、アンプなどのアナログ機器にアウトプット(出力)する端子にも違いがあります。
DACを購入する前に、使用している機器のインプット(入力)と(出力)端子に適合しているのかを確認して、適切な接続方式を選ぶことが大切です。
Bluetoothに対応しているモデルもあるので要チェックです。
据え置き型orポータブル型を選ぶ
DACには「据え置き型」と「ポータブル型」があります。
自宅で使用するなら接続が豊富で多機能な「据え置き型」、持ち運びやすさやシンプルさなら「ポータブル型」がおすすめです。
それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
据え置き型 | ・接続方式が豊富なモデルが多い ・機能が豊富なモデルが多い | ・ポータブル型に比べて大型 ・持ち運びはできない |
ポータブル側 | ・小型でシンプル持ち使いやすく運びに便利 ・ハイコスパなモデルが多い | ・小型なので接続や機能が少なめ ・電源に注意が必要 |
おすすめのDAC 3選
iFi Audio Zen DAC
Zen DACは妥協のない設計とパーツで価格を超えたパフォーマンスを見せるDACです。
中核となるDA変換パーツには高音質で定評のある「バーブラウンDSD1793」が使用され、アナログ段にはバランス設計を施すなど、数々の手間が高音質に向ける熱意を感じる逸品です。
なのに価格は最低限で抑えられる工夫はiFi Audioの「Zen」シリーズ共通のようです。
据え置き型ですがコンパクトなのでデスクトップオーディオにも最適なサイズとなっています。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | iFi Audio |
種類 | 据え置き型 |
DAC性能 | 384kHz/32bit |
ヘッドホン端子 | 〇 |
Bluetooth規格 | - |
インプット(入力端子) | USB3.0 Bメス×1 |
アウトプット(出力端子) | ヘッドホン:6.3mm×1/4.4mm×1 ライン:RCA×1/4.4mm×1 |
FiiO K3ES
FiiO K3ESはコンパクトなサイズとリーズナブルな価格が魅力のポータブルDACです。
高品質なES9038Q2M DACチップを搭載し、高いレベルでハイレゾ音源にも対応しています。
また、さまざまな出力機能を搭載し、多くのポータブルデバイスに接続できる点もうれしいポイントです。
解像度や接続の多さなどと価格を対比すると、とてもコスパの良いDACといえるでしょう。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | FiiO |
種類 | ポータブル型 |
DAC性能 | 384kHz/32bit |
ヘッドホン端子 | 〇 |
Bluetooth規格 | - |
インプット(入力端子) | USB B×1 |
アウトプット(出力端子) | ヘッドホン:3.5mm×1 ライン:3.5mm×1/2.5mm4極バランス×1/RCA同軸デジタル×1/角型TOS光×1 |
Chord Electronics Mojo2
Mojo2は最大768KHz/32bitをカバーするポータブルDACです。
高いDAC性能をもつMojo2では、きめ細かな音楽表現を可能にし、オーディオ機器としてDACを追加する意味を最大化することができます。
いつも携帯しておきたくなるユーモアのあるデザインもMojo2の魅力といえます。
項目 | スペック/音質・音色 |
---|---|
メーカー | Chord Electronics |
種類 | ポータブル型 |
DAC性能 | 768KHz/32bit |
ヘッドホン端子 | 〇 |
Bluetooth規格 | - |
インプット(入力端子) | USB-C×1/microUSB×1/同軸デジタル×1/光デジタル×1 |
アウトプット(出力端子) | ヘッドホン:3.5mm×2 |
プレーヤーの選び方
音楽を楽しむ上で、プレーヤーは音の入り口となる部分なので、なくてはならない機器です。
オーディオのプレーヤーには、デジタルオーディオプレーヤーやネットワークオーディオプレーヤー、CDプレーヤーにレコードプレーヤーなどが様々な種類があり、パソコンやスマホなどもプレーヤーとして活用できます。
生活スタイルや用途などに最も適したプレーヤーを選ぶことで、より便利で高品質な音楽体験を得ることができるでしょう。
ここでも重要なのは音質や音色。加えて、再生したいメディア(ストリーミング、音楽ファイル、CDなど)が何なのかを明確にしておきましょう。
音質/音色で選ぶ
プレーヤーでも重要なのは「音質」や「音色」です。
ストリーミングやCDなどのデジタル音源を取り扱うプレーヤーであれば、「音色」にスピーカーのような大差はありませんが、「音質」は解像度などに違いが現れ、繊細でクリアな音を楽しむことができます。
一方で、レコードなどのアナログ音源は解像度を楽しむよりも、プレーヤー本体の他に、針やイコライザーなどの周辺アイテムをカスタマイズして、好みの「音色」で音楽を楽しむことができます。
一般的には高音質なスペックになるほど高価格帯になることが多いため、予算に応じて選択しましょう。
再生メディアで選ぶ
まず考慮すべき点は、プレーヤーの種類と再生するメディアです。
それぞれのプレーヤーの再生メディア、特徴をまとめているので確認してみてください。
プレーヤー | メディア/特徴 |
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デジタルオーディオプレーヤー | ・デジタルファイルを再生するために使用されます。 【再生メディア:ダウンロード音源など】 |
ネットワークオーディオプレーヤー | ・ストリーミングサービスやインターネットラジオなどの ネットワーク接続を通じて音楽を再生することができます。 【再生メディア:Spotify/Amazon musicなど】 |
CDプレーヤー | ・CDなどのディスクを読み込むことで音楽を再生することができます。 【再生メディア:CD/SACD/高音質CD(SHM-CD/Blu-spec他)など】 |
レコードプレーヤー | ・レコードの音楽情報を針で読み込む物理的な再生メディアです。 近年では趣向性の高さから人気が再燃中。 【再生メディア:LP盤/SP盤/EP盤など】 |
スマホ/パソコン | ・デジタルファイルやストリーミングサービスの再生に適しています。 利便性や携帯性に最も優れています。 |
現在はスマホやパソコンでストリーミングを楽しむ時代ですが、高音質再生には専用のデジタルオーディオプレーヤー、ネットワークプレーヤーが有利です。
CDにはパッケージも含めて根強い人気があり、レコードはアナログな再生方式やカスタマイズ性など、趣味のひとつとしての地位を確立しています。
オーディオを楽しむためには自分いあったスタイル、好きなスタイルを選択することが大切です。
おすすめのプレーヤー4選
SONY/WALKMAN NW-A306or307
デジタルオーディオプレーヤーは一番人気のSONYウォークマン NW-A300シリーズをご紹介します。
ウォークマンはカセットテープから始まり、CD、MD、デジタルオーディオプレーヤーへと時代と共に進化してきました。
NW-A306/307は音楽ストリーミングにも対応する高音質デジタルオーディオプレーヤーです。
高音質デジタルアンプ「S-Master HX」やAIによりアップスケーリングを行う「DSEE Ultimate」などのテクノロジー。高剛性アルミシャーシ、金を添加された「高音質はんだ」などその他にも細部に至るまで高音質に仕立て上げられたきめ細かさに感動します。
実際にその結果が奏でられる音質にあらわれていることは言うまでもありませんね!
項目 | スペック/音質・音色 |
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メーカー | SONY |
ストリーミング | Spotify/Apple Music/Amazon Music /YouTube Music/LINE MUSIC |
対応フォーマット | MP3/WMA/FLAC/WAV/AAC/HE-AAC /Apple Lossless/AIFF/DSD/APE/MQA |
OS | Android 12 |
Bluetooth規格 | LDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBC |
メモリ容量 | NW-A307:64GB/NW-A306:32GB |
サイズ | 幅:56.5 × 高さ:98.4 × 奥行:11.8 mm |
少し前の機種ですが、4つのウォークマンを用途に応じて使い分けています。
ウォークマンはカセットの時代からなんとなくの信頼で30年近くお世話になっていますが、個人的に機能や音質で裏切られたことがないのは有難い限りです。
Bluesound/NODE
NODEはネットワークオーディオプレーヤーとして、ストリーミングやネットラジオを高音質で提供してくれます。
PCやスマホとオーディオを繋げばとりあえず音楽を聴くことができますが、そのクオリティに満足できない方も多いのではないでしょうか?
NODEを接続することで、DACによる高音質化や多彩な入出力による多機能化が可能となります。
ストリーミングが当たり前の時代に入った今は、その音源をより高いクオリティで、より便利に使用できることが重要です
項目 | スペック/音質・音色 |
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メーカー | Bluesound |
ストリーミング | Spotify/Apple Music/Amazon Music 他多数 |
対応フォーマット | MP3/AAC/WMA/OGG/WMA-L /FLAC/ALAC/MQA/WAV/AIFF |
Bluetooth規格 | LDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBC |
サイズ | 幅:220 × 高さ:46 × 奥行:146 mm |
Marantz/CD 60
はたしてCDはひと昔前の遺物となるのでしょうか?
おそらくレコードがそうであったように、CDもまたオーディオや音楽ファンの手元に残り続けることでしょう。
そんなCDジャケットと歌詞カードを眺めながら、少しでも良い音で聴きたいと想うのは今も昔も変わりません。
MarantzのCDプレーヤーはディスクに込められた音楽情報をアーティストの想いと一緒に正確に読み取ってくれます。
CDプレーヤーを必要とする人にとって、別格の体験を用意してくれるのがMarantzのCD 60です。
項目 | スペック/音質・音色 |
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メーカー | Marantz |
対応ディスク | CD/CD-R/CD-RW |
対応フォーマット | MP3/WMA/MPEG-4 AAC/WAV /FLAC/ALAC/AIFF/DSD/リニアPCM |
サイズ | 幅:442 × 高さ:129 × 奥行:396 mm |
オーディオをはじめて間もない頃、オーディオ好きの店員さんと複数のCDプレーヤーを聴き比べて選んだのがMarantzのCD 6002でした。
「プレーヤーでこんなに音が違うんですか!」と感動したことをよく覚えています。
TEAC/TN-4D-SE
TEAC/TN-4D-SEは購入ごアンプやスピーカーにすぐに接続できる高音質フォノイコライザーを内蔵しています。
Bluetoothなどの機能はなく、純粋にアナログの良さを楽しむことができるレコードプレーヤーです。
カートリッジは、SUMIKO社の「Oyster」が付属し、TEACの音質への配慮がうかがえます。
項目 | スペック/音質・音色 |
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メーカー | TEAC |
付属カートリッジ | MM型 SUMIKO社「Oyster」 |
サイズ | 幅:420 × 高さ:117 × 奥行:402 mm |
\レコードプレーヤーの選び方はこちら/
\おすすめのカートリッジレビュー/
オーディオは直感で選ぶ(まとめ)
ここまでオーディオの選び方について詳しく見てきました。
アイテム別に見てきたので、オーディオ選びの参考としてお役立てください。
私が15年以上オーディオを楽しんできて個人的に感じることは、“オーディオと正面から向き合うと肩がこる”ということ。
音楽をもっと楽しむためのオーディオなのに、オーディオのスペックや細かい微調整ばかりに気をとられて、散在していくのはもったいない気がしています。
もちろん、細部を調整してオーディオ自体に向き合う楽しみ方を否定はしませんし、私も一時期その路線でした。
しかし、オーディオだけに正面から向き合う楽しみ方よりも、音楽もデザインもインテリアもその日の気分も、多くのシーンで素直に『好き』をカスタマイズできるオーディオが、私の「好き」なオーディオのようです。
直感的に選ぶオーディオが、あなたの『好き』に繋がるきっかけになれば幸いです。